この案件はKOBRANZAS S.A.C.というペルーの債権回収業者に購入した債権の回収をしてもらい、回収で得た利益を配当として受け取る案件です。債権の購入はペルーの金融機関から、不良債権を大幅にディスカウントして買い取ります。出資金はクラウドクレジットのペルー子会社に融資されて、債権買取の資金に使われるということです。
債権買取のどこが債務者支援になるかというと、債務整理みたいに債務を大幅に減額して返済可能にするからでして、ペルーは自己破産の制度が無いから、債務を減額するしか債務者が返済から解放される方法が無いということです。
ここで大事なのは、債権回収業者は必ず全額回収できるわけでは無く、回収不能分は投資家側の負担になります。しかし債権によってはディスカウント価格で買い取りますから2倍3倍になるのもあるので、トータルでプラスなら出資金は無事戻ってきます。それでも説明にあるように為替の変動では利回りが下がるし、為替交換手数料の負担の説明がどこにも無いということは、交換手数料は投資家側が負担ということです。この手数料負担で利回りが数%に落ちる可能性が高く、普通に国内の案件に出資した方が良いように思われます。
まだ返済実績が出ていなくて、どれだけ回収できるかわからないということで、出資は見送った方がいいでしょう。
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